常任委員会報告

平成24年12月(第4回)

平成24年12月常任委員会報告

総務文教常任委員会報告

町内小中学校の空調設備及び太陽光発電設備の設置状況について
 町内小中学校の空調設備及び太陽光発電設備の設置状況について現地調査を行った。
平成24年度職員採用試験について
 10月24日
 平成24年度職員採用試験について、第二次試験を10月28日に福岡女子商業高等学校で行うとの報告を受けた。
 11月26日
 平成24年度職員採用試験について、第三次試験を11月25日に行ったとの報告を受けた。
役場本庁舎の電気料金に係るコスト削減について
 役場本庁舎の電気料金に係るコスト削減を図るため一般競争入札を実施し、電力需給契約を締結したとの報告を受けた。また、入札に付したことにより、現在の契約電力で比較すると5.1%、397,508円の電気料金が削減できることになったとの報告も受けた。
那珂川町PRツアー実施について
 本町の知名度のアップと転入の促進、動機付けの効果を期待して、町外の方を対象とした那珂川町PRツアーを10月21日に実施し、19グループ43人の参加があったとの報告を受けた。
(仮称)那珂川町浄化センター施設新築工事について
 仮称)那珂川町浄化センター施設新築工事について、条件付一般競争入札で行うとの報告を受けた。
那珂川町消防団を再編について
 平成26年4月1日から那珂川町消防団を再編する予定で、消防団及び片縄地区を除く南畑、岩戸、安徳地区の区長に再編計画の説明を行ったとの報告を受けた。
町立中学校の通学路の合同点検について
 町立中学校の通学路の合同点検を、学校教育課、学校、保護者、町建設課、福岡県那珂県土整備事務所及び筑紫野警察署合同で11月中に実施する予定との報告を受けた。
いじめなどの問題行動に係る取組みの実施状況について
 いじめなどの問題行動に係る取組みの実施状況について、安徳南小学校2件、那珂川北中学校1件を県に報告しているとの報告を受けた。
平成24年度全国学力実態調査の結果について
 平成24年度全国学力実態調査の結果について、小学校、中学校の教科別に国、県、町の平均値の報告を受けた。
町立学校大規模改造、太陽光発電設備設置工事について
 10月24日
 町立学校大規模改造(空調設備)太陽光発電設備設置(1工区~3工区)工事について、空調機の機種選定、各教室の設置機数、室外機の設置、及び太陽光発電設備の設置に係る基本的な考え方について報告を受けた。委員からは、そもそも空調機設置は子どもたちの学習環境を改善するためのものであったが、現地調査の結果、室外機が教室の窓を塞ぎ、学習環境が損なわれている学校が数校あり、特に安徳南小学校の状況が著しく、室外機の高さを低くする等、改善してほしいとの意見が出された。これに対し執行部からは、室外機が設計上の台数以上に設置している箇所については設計どおりに対応したいとの回答があったが、委員からは、安徳南小学校以外の小中学校についても、教室の窓を塞いでいる状況があれば、塞がないよう、室外機の高さと台数について検討して欲しいとの意見が出され、執行部から検討するとの回答があった。
 10月26日
 町立学校大規模改造(空調設備)太陽光発電設備設置(1工区~3工区)工事について、教室の窓を塞いでいる室外機の高さと台数について検討した結果、安徳南小学校北側校舎1階の教室の窓を塞いでいる室外機の台数を調整し、各教室2台にしたとの報告を受けた。
勤労青少年ホーム大規模改修工事について
 勤労青少年ホーム大規模改修工事(建築改修工事)について、応急復旧及び利用者の利便性の向上を図るための増工に伴い、契約金額の変更を行うため、工事請負契約の変更を行う予定であるとの報告を受けた。
安徳小学校大規模改造第1期建築主体工事について
 安徳小学校大規模改造第1期建築主体工事について、建築確認申請における構造見直しに係る契約金額の変更を行うため、工事請負契約の変更を行う予定であるとの報告を受けた。
総務文教常任委員会の行政視察について
 総務文教常任委員会の行政視察について、執行部に対し概要報告を行った。
平成24年度那珂川町功労者表彰式について
 平成24年度那珂川町功労者表彰式を行い、1団体及び3人の方が受賞されたとの報告を受けた。
那珂川町住宅取得奨励補助金の制度を創設について
 本町に既に居住する者及び町外から転入する者に対し、本町内に住宅を取得することを促進し、人口の増加を図ることを目的として、那珂川町住宅取得奨励補助金の制度を創設したとの報告を受けた。
原動機付自転車新課税標識(ナンバープレート)のデザインについて
 原動機付自転車新課税標識(ナンバープレート)のデザインについて、91点の応募があり、6点を選考して1,018人の町民からアンケートを取った結果、最優秀賞1点、優秀賞2点が決定したとの報告を受けた。また、最優秀賞の作品を新課税標識のデザインとして採用し、平成25年4月1日から新課税標識を交付するとの報告も受けた。
平成25年度那珂川町一般職員の任期付職員の募集について
 平成25年度那珂川町一般職員の任期付職員(幼稚園教諭)の募集について、4名募集する予定との報告を受けた。
第34回那珂川町民文化祭について
 第34回那珂川町民文化祭が11月10日、11日にミリカローデン那珂川で開催され、6,700人の参加者があったとの報告を受けた。また、安徳区及び山田区で「裂田溝ライトアップ」が実施され、1,800人の見学者があったとの報告も受けた。
平成24年度恵子区通学合宿について
 平成24年度恵子区通学合宿が11月18日から11月23日までの5泊6日で、実行委員、ボランティア30人の協力により恵子区公民館において実施され、12人の子どもが参加したとの報告を受けた。
行政視察について
・石川県野々市市「市制施行について」
 野々市市は、石川県のほぼ中央部に位置し、人口49,212人、世帯数21,351世帯(平成24年8月31日現在)、面積は13.56平方キロメートルで、金沢工業大学、石川県立大学を有し、充実した教育環境を誇る学園都市である。
 平成22年10月1日の国勢調査人口で51,885人となり、平成23年11月11日に石川県で11番目の市として市制を施行した。
 昭和32年の合併当時の人口は約8,000人であったが、昭和48年頃から人口が大きく伸び始めた。人口増加の要因としては
 ①昭和41年頃から土地区画整理事業が始まり、現在28か所目の事業が行われており、宅地化が進んでいること。
 ②金沢市に近いことも大きな要因であるが、市の面積が小さくコンパクトな市であり、市役所が中心にあるため便利であること。
 ③国道が通り、JR、私鉄の駅があり、交通の利便性が良いこと。
 ④平成23年度、平成24年度の2か年に限り、定住促進事業として市内に住宅を建築することをベースとして、地元の建築会社での建築、3世代同居等5項目ほど条件をつくり、条件をクリアすれば1項目5万円、最高30万円の補助を行ったことが人口増加に拍車をかけた。(1年間で約170件)
 市への昇格についての住民意識は、平成15年の町長選挙において、単独市制派である現職の候補者が約7割の得票数で当選したこと、及び平成22年4月に、全町民を対象に実施した「市制の施行へ向けた住民意識調査」では、市への昇格について「良いと思う」と答えた人が89.7%あったことから民意を得たとして市制施行に向けて推進した。
 平成22年国勢調査について、実施本部を全国2位のスピードで設置し、絶対に市に昇格するという意気込みで、ほぼ職員総動員で調査にあたった。これまで職員が行っていた調査票のチェックを人材派遣を大量に入れて行ったことにより、職員は調査業務に集中できたことが大きい。調査区毎に毎日集計し、回収率が低いところは、土曜日、日曜日、朝、夜も関係なく調査が行われた結果、目標が達成された。

・岐阜県中津川市「小水力発電について」
 中津川市は、岐阜県の南東部に位置し、人口82,979人(平成24年8月31日現在)、世帯数29,526世帯、面積は676.38平方キロメートルで、製造業を中心に、農業、畜産業、林業、観光業などが盛んである。また、市内の河川はどれも清流であり、木曽川水系においても水の綺麗さでは有数の地である。
 平成18年に新中津川市環境基本計画を策定し、平成20年度から地球温暖化防止対策として、ゴミ減量の推進、太陽光発電、小水力発電推進の取組みを始めた。 平成20年度に中津川小水力発電開発基本構想を策定し、平成21年度に中小水力開発促進指導事業基礎調査を実施した。啓発モデルとして、馬籠宿小水力発電1号機、2号機及び平成23年度に第一用水上金水力発電設備を設置。馬籠宿小水力発電は、事業費約500万円で、内県補助金は約2分の1。既存の水車を利用した1号機と用水の下流部に自然落差を利用した2号機の発電出力は、0.9キロワットで、水車小屋のライトアッップ、室内照明、常夜灯、ディスプレイの電力に使用されている。第一用水上金水力発電設備は、事業費約1,400万円で全額県費補助。発電出力が約0.5キロワットで街路灯へ電力供給がされている。
 今後は、21地点の候補地のうち、開発規模が1キロワット以下のものは、啓発目的で市民や事業者が主体となり、10キロワット以上のものは事業化を目的に市や事業者が主体となって取り組んでいる。
あいち臨空新エネルギー実証研究エリアについて
 愛知県では、「環境・エネルギー産業」を地球温暖化や資源枯渇等の問題に対応した次世代の成長産業として位置付け、特に新エネルギーの関連産業の振興を図るため、技術の実用化を促す研究開発拠点として、「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」を整備し、実証研究の場を提供するなど、企業の取組みを支援している。 実証研究は、自然エネルギー分野、バイオマス・廃棄物利用分野、燃料電池分野、その他革新的エネルギー分野の4分野について行われており、各分野毎に企業が実証研究している施設等を視察した。

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経済福祉常任委員会報告

障害者虐待防止法について
 障害者虐待防止法が10月1日に施行されたこと及びその概要について報告を受けた。
那珂川町立学童保育所指定管理者の選定状況について
 那珂川町立学童保育所指定管理者の選定状況について報告を受けた。
特定健診の健診率向上の取組みについて
 特定健診(個別健診)の健診率向上の取組みについて報告を受けた。
那珂川床上浸水対策特別緊急事業について
 那珂川床上浸水対策特別緊急事業における平成24年度の工事箇所及び工事概要について説明を受けた。
平成24年度上半期のかわせみバス利用状況について
 平成24年度上半期のかわせみバス利用状況について報告を受けた。
市町村設置型浄化槽事業の進捗状況について
 市町村設置型浄化槽事業の進捗状況について報告を受けた。
九州北部災害による復旧・復興に係る職員派遣について
 九州北部災害による復旧・復興に係る職員派遣として、下水道課職員1名を東峰村に派遣したとの報告を受けた。
博多南駅前ビルの施設概要及び会計検査の経過について
 11月2日に平成23年度決算検査報告が内閣に送付され、博多南駅前ビルに係る国庫補助金相当額が不当と認められるとの指摘を受け、11月3日の西日本新聞及び朝日新聞の朝刊に掲載されたとの報告を受けた。また、博多南駅前ビルの施設概要及び会計検査の経過について説明を受けた。
太宰府特別支援学校放課後支援事業について
 太宰府特別支援学校放課後支援事業が平成25年4月から実施される予定であるとの報告を受けた。
(仮称)こども館の基本計画策定に係るについて開催状況について
 (仮称)こども館の基本計画策定に係るキックオフフォーラム、プレワークショップ及び建築デザインワークショップの開催状況について報告を受けた。
平成23年度特定健診・特定保健指導の結果について
 平成23年度特定健診・特定保健指導の結果について報告を受けた。
工事の進捗状況について
 農業用水源減渇水恒久対策事業及び京団地側溝改修2工区工事、昭和橋改良工事、西畑川河川改修No2工事の進捗状況について報告を受けた。
県事業について
 県事業について、一般国道385号段差解消工事(片縄地区)の進捗状況について報告を受けた。
那珂川床上浸水対策特別緊急事業について
 那珂川床上浸水対策特別緊急事業について、平成24年度補正事業費として福岡県那珂県土整備事務所区域に対し4億円の追加予算額が決定したとの報告を受けた。また、那珂川改修工事に係る事業説明会を12月2日に開催するとの報告も受けた。
町立小学校の通学路における緊急合同点検の結果について
 町立小学校の通学路における緊急合同点検の結果について報告を受けた。
プレミアム商品券の販売状況及び換金状況について
 プレミアム商品券の販売状況及び換金状況について報告を受けた。
東郷井堰改修工事の進捗状況について
 東郷井堰改修工事の進捗状況について報告を受けた。
那珂川町住宅改修工事費に対する補助金の概要について
 那珂川町住宅改修工事費に対する補助金の概要について説明を受けた。
下水道事業の契約及び工事の進捗状況について
 下水道事業の契約及び工事の進捗状況について報告を受けた。
平成25年度以降の下水道事業計画について
 平成25年度以降の下水道事業計画について説明を受けた。
五ケ山ダム及び五ケ山ダム周辺整備について
(1)10月29日
 五ケ山ダム水源地域公園等整備計画の素案について詳細な説明を受け、整備方針及び利用・行動メニュー、利用活性化方策等について検証を行った。
(2)11月9日
 八女市「夢たちばなビレッジ」及び「べんがら村」、福岡市「今津リフレッシュ農園」の現地調査を行った。オートキャンプ場及び温泉施設、貸し農園に関する経営等の状況について調査・研究を行った。
(3)11月15日、11月26日
 コンセプト等の再検証及び各ゾーンの公園整備メニューについて多種多様な視点から検討を重ね「五ケ山ダム及び周辺地域整備に関する提言書(案)」を作成した。
 平成25年度以降の下水道事業計画について説明を受けた。
行政視察について
・富山県射水市「公共交通について(デマンドタクシー)」
  射水市は、富山県のほぼ中央に位置し、北は富山湾に面し、東西は県下2大都市である富山市、高岡市に隣接している。平成17年に新湊市、小杉町、大門町、大島町、下村の1市3町1村が合併し射水市となった。人口93,746人(平成24年4月1日現在)、面積109.18平方キロメートルの自然豊かな都市である。
 平成19年4月1日に射水市コミュニティバス(18路線)が運行を開始した。運行開始後も運行実績や利用者の意向・需要等を調査・把握し、利便性の高い公共交通となるよう平成18年8月22日の射水市コミュニティバス検討委員会において路線の見直し基準が示された。見直し基準は「1便当たりの乗車人数が5人未満の路線は路線変更、減便及び廃止等の見直しを行う」という内容である。
 1便当たりの乗車人数が5人未満の大門という地区は生活における公共交通の需要が小さいと判断された。また、この地区は中心部を除いて集落が点在(面的に広がっている)していることから、定時定路線型の交通形態に必ずしも適さない地区であるとも判断された。乗降者数調査及びバス停調査から、利用者の乗車位置は分散しているが、目的地となる降車位置がほぼ特定されたこと、また60歳以上の人が全体の9割を占めていることが分かった。
 以上の課題を整理し検討した結果、「ドア・ツー・ドア方式」のデマンド型交通の導入が最も適しているとの結論が出され、一定期間の社会実験(試行運転)を経て、平成23年6月1日に本格運行開始となった。
 運行形態について、車両はジャンボタクシー又はセダン型タクシーで毎日運行し、時間は午前7時台から午後6時台まで。運賃は大人1回300円で、500円の1日券(市内のコミュニティバスでも利用可能)も販売している。事前に電話予約が必要で、自宅以外の乗降場所(目的地)は限られている。運行事業者はタクシー事業者で、1台当たりの運行負担金として平成23年度は3,750円、平成24年度は2,800円を支払っている。運行台数は平成23年6月から平成24年3月までは3,585台(1日平均11.8台)、平成24年4月から9月までは3,107台(1日平均17台)である。

・岐阜県大野郡白川村 電源開発株式会社「御母衣ダムサイトパークについて」
 御母衣ダムは昭和36年に運用が開始されたロックフィル式ダムで、近代土木工学の粋を集めて建設され、当時は東洋一の規模を誇るダムである。戦後の荒廃した産業復興のため、電力供給を目的に建設されたダムで、最大21万5千キロワットを発電できる。ロックフィル式ダムとしては日本第2位で、総貯水容量が3億7千万立方メートルで、有効貯水容量は3億3千万立方メートルである。
 御母衣ダムサイトパークは平成13年に開館しており、敷地面積9,919.37平方メートル、建築面積1,124.90平方メートル、延べ床面積1,216.22平方メートルである。館内ではダム建設の過程や発電の仕組みなどが展示・解説されている。また、湖底に沈むはずだった地区から移植した樹齢450年余の「荘川桜」とダム建設にまつわる歴史や物語の紹介も行われている。
 開館当初は電力館にレストランが併設されており、年間来館者数は12万人ほどであった。しかし、5年が経過した後にレストランが撤退し、来館者数は3割程度減った。太平洋側から世界遺産である白川郷に行くには、この施設の前の道がメインルートであり、交通量が非常に多かった。しかし、平成20年7月に東海北陸自動車道(高速道路)が全線開通し、交通量が激減した。また、近年の東日本大震災の関係で外国人旅行者が減ったこともあり、現在の年間来館者数は2万人から3万人程度となっている。
 電力開発株式会社は他の電力会社に電気を供給する会社であり、一般的には知名度が低い会社である。ダムサイトパークの入館料は無料で年間数千万円の維持費がかかるが、大規模な発電施設を造ることが会社の命題であり、水力発電の啓発は必要である。

・岐阜県揖斐川町「観光事業及び徳山ダムについて」
 揖斐川町は岐阜県の最西部に位置し、北は福井県、西は滋賀県に隣接し、面積は 803.68平方キロメートルで岐阜県の7.6%を占める町である。平成17年に揖斐川町、谷汲村、春日村、久瀬村、藤橋村、坂内村の1町5村が合併し、人口は23,814人(平成24年4月1日現在)となっている。東海地方最大の都市である名古屋市から高速道路を利用し約1時間30分で到着でき、日帰りドライブの観光客が多い。
 徳山ダムはロックフィル式ダムとしては日本最大であり、総貯水容量は6億6千万立方メートルで、有効貯水容量は3億8千万立方メートルである。「揖斐の防人 濃尾の水瓶」と称され、洪水調節、河川環境の維持、利水、水力発電などの機能を有する。徳山ダム周辺整備については、ダム上流域の野生動植物の保護・保全の観点から、付替道路のトンネル化など、環境保全対策が講じられており、他ダムでは例をみない事業として、ダム上流域の公有地化事業を岐阜県との協働で進めている。また、水没前の写真が飾られた展示室や、地元で採れた食材を使った料理を提供するレストランを併設した徳山会館を建設し、ダムにかかる移転者の懐旧の場として利用されている。
 観光の特色として、豊かな自然を生かした体験事業と多種多様な観光素材が挙げられる。例えば、山間部リゾート施設でのキャンプやスキー、県内最大級を誇る口径60㎝の反射望遠鏡を保有した西美濃展望台、徳山ダム周辺の自然環境を学ぶ「水と緑の学習館」などを活用した体験事業が行われている。また、日本で最古の巡礼行とされる「西国三十三箇所巡礼」の最終霊場として名高い谷汲山や美濃の正倉院と呼ばれる横蔵寺、1万人のエントリーで開催される「いびがわマラソン」などの観光資源がある。さらに、道の駅(3施設)、温浴施設(3施設)、野外体験施設(3施設)など数多くの町立の施設を指定管理者が運営している。
 観光交流人口を増加させ地域経済を安定化させることが目標であり、平成24年度の商工費当初予算額では390,445千円を計上しており、歳出予算総額の2.7%を占めている。今後の課題は、観光資源のブラッシュアップにより「点」から「線」、「線」から「面」の創出を図り、行政の枠を超えた広域化を図ることである。 

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